どうか覚えておいてほしいのです
風を頼りに幾歳数えて待つ心は
置いてゆかれて哀しいからなのだと
瞳が露に濡れてやまぬのは
恨みに思うほどに愛しいからなのだと
身が朽ち果てようとも待ちつづけるのは
ただただ恋しいからなのだと
・・・
an illustration by you-sama
HOUZOU