an illustration  is drawn by pon-sama




時に

それはしとどに叩く驟雨となり

枯渇に染入る慈雨となり

朧に霞む煙雨となり

千に万に姿変わりて地に降れる

されど天より下されし雫すら

我が胸にありし焔をけすことなく

彼の想い人への恋情は

果つることを遥か知らず



雫 -sizuku- U 上