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京都の旅(弐) -五条鐘鋳町界隈-
私の創る話の中で、田坂俊介さんというお医者さんが出てきます
そこにはキヨさんという、しっかりものの年配の女性がひとりいて、診療所を切り盛りしています
田坂さんは診立ても男っぷりも右に出る者が無い、キヨさんご自慢の若せんせい(^・^)
そして頼りになる、総ちゃんの主治医であります♪(・・・らしい)
つーのが、一番最初のパロ『五条鐘鋳町キヨのつくため息は・・・』という話でした
今の小噺の原型♪うっひっひ
最初に診療所の場所を何処にしようかと、思った時、何の躊躇いも無く、河井寛次郎記念館にしたのは、
もしかしたら此処が自分のオアシスだったからなのかもしれません
時間がゆっくりと、ほんとにゆっくりと、流れて行きます
特にお気に入りは、雨の日
古時計の音と、雨の音と、その二つのしか存在しない中で
来し方行く末・・・幾らでも自分の好きな時間に還る事のできる不思議空間です
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お玄関
田坂診療所の設定では
いちおー門があって少し植え込みを通ってお玄関へ行くと云う
イメージでございまする(勝手に改造♪)
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河井寛次郎自身は陶芸家であり民芸家です
建物は外観よりも余程に奥行きがあり、
中庭の奥には『登り窯』もあります
最初に訪れたのは高校2年の修学旅行の時でした
自由散策で、美術に造詣が深かった友達の
後をついていったのが切欠でした
思えば渋い女子高生でした(^・^)
あれから幾多の時を刻んでも
この空間だけは
いつもと同じ静けさで其処にあります |
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建物の一室 |
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中庭の一部 |
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室より中庭を見る |
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